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留学体験談

スペイン留学体験談

OMさん。ワーキングホリデー グラナダ大学体験談

スペインは日本の文化と大きく異なり、人生観が変わりました！
ワーキングホリデーのバルでのアルバイトは過酷でした！

プロフィール

PROFILE

名前 OMさん(女性)
年齢 27歳
出身地 栃木県
留学先 スペイン・グラナダ
語学学校 グラナダ大学付属校
コース ClCE+CEHディプロマ
期間 11ヶ月
(就学期間はClCE4ヶ月+CEH3ヶ月)
出発 2023年1月
滞在方法 知人宅

01.留学の目的

学校の中庭 その1。
学校の中庭 その1。

01.留学の目的

休みを取得するにあたり職場から出された条件、スペインの大学で学位(ディプロマ)を取得するためです。

02.留学後の感想

学校の中庭 その2。
学校の中庭 その2。

02.留学後の感想

・あっという間だった気がします。6〜7月は日本に帰りたくて仕方なかったのに、今はスペインから離れがたくて仕方がない上に、あまりに素敵すぎたこの日々は、全て夢だったんじゃないかと思うことすらあります。

なんでもっと大切に日々を過ごさなかったのだろうと、なんで私は捻くれ者で、たくさんの人達から貰ったたくさんの愛に答えられなかったのだろうと、今になって後悔したり、留学中は必死に生きていて気付けなかったこともたくさんあります。スペインは愛の国です。でも、表現しなければ相手には何も伝わりません。語学や政治、文化学よりも、これからの人生においてもっと大切ななにかを学べたような、手に入れられたような気がしています。

・人生観が変わりました。例えば細かいところで言うと、少しおおらかになれました。14〜17時はシエスタ文化でスーパー開いてないときがあるし、バルの店員は気ままに行動するのですぐ来ないし、約束の時間にはみんな来ないし、ここの人たちが「必ず」って言ってることは45%くらいの正答率(半分以上の確率で間違ってるやんけと、私が過ごしてみたうえで感じた統計です。異論は認めます。)だし、最初はイライラして仕方がなかったのですが、なれればなんてことないですし、一周回ってむしろ日本はせかせかしすぎなんじゃないかなと思えました。(※そんな私も日本にかえったら日本のルールに従います。)

・アルバイトなんて制度はありません。働こうとするならば、単発でやる以外はガチで働くことになります。バルで働くならば、土日と夜が潰れる覚悟が必要となります。給料も安いし。人生経験としては確かに面白いですが、なんのためにスペインへ来たのかよく考えてからにしたほうがいいと思います。食事イベント系の単発バイトはひたすら楽しかったし時給もバルより良かったです。

03.授業内容・学校の長所、短所

グラナダの街や村 その1。
グラナダの街や村 その1。

03.授業内容・学校の長所、短所

・私はディプロマを取得しなければならなかったので、ClCEコース(春)とCEHコース(秋)を取りました。なので、語学コースは取っていません。

・まず、留学に行くことを決めたのがスペインに来る4ヶ月前で、そこからスペイン語の勉強をほぼ0から日本で独学し始め、1月最後に渡西してすぐのレベルテストでレベル4(B1,1)となりました。そのクラスは政治や文化などのクラスをアメリカ人たちと英語で習わなければいけないクラスで、私はスペインに来てまでなんで英語を使っているのだろうと落ち込みました。私はイギリスにいたことがあるので英語はわかりましたが、英語ネイティブ向けの授業でしたので、このコースを英語で受けることは厳しいと思います。先生たちはとても優しく大好きでした。

・その後4ヶ月の夏休みで、自分で本を買って勉強したり、図書館で本を借りてみたり、彼の家族や親戚にたっっっっくさん遊んでもらったり、彼のおじさん夫婦と一緒にポルトガルやガリシア、カタルーニャまで車で2週間弱の旅行をしたり、そのおじさんのお宅でプールやバーベキューを週に2回とかしたり、謎の山をいくつも登らされたり、歌ったり踊ったりして過ごし、9月終わりのレベル分けクラスではレベル7(B2,2)に入ることができました。

・このCEHコースは授業は全部スペイン語で、授業内容もCLCEよりも難易度があがっており、グラナダ大学教授が教えるクラスもありました。クラスメイトはやはり98%アメリカ人。しかも、片親がスペイン語圏出身とか、アメリカの西海岸地区に住んでいて生まれた頃からスペイン語に触れているとか、そんな子が多くみんなスペイン語がペラペラでした。
私は、音楽やアラビア文化学のクラスなどを取りました。インターンシップの科目も選べ、少し気になったのですが、春にしていたバルのバイトで懲りている私は、取ることをやめました。
また、アラビア文化学のクラスを取ったことでアラビア語の読み書き、もちろん簡単な会話までできるようになりました。 そして、なんとかすべての単位を取得でき、当初の目的であるディプロマを手に入れました。

・最初のレベル4のときのクラスではあまり友だちができませんでした。アメリカ人たちが固まって英語を話していたからです。でも、レベル7のクラスではアメリカ人同士もスペイン語で話していたり、とても輪に入りやすかったです。
・宿題は、パソコンを使う系が多いです。パソコンを持参することをオススメします。

04.クラスメイトのホームステイ

グラナダの街や村 その2。
グラナダの街や村 その2。

04.クラスメイトのホームステイ

私は滞在していませんが、周りに、滞在している子はたくさんいました。3食付きですが、とにかく高いと思います。しかも学校からそんなに近くないところに住んでる子もいましたし。それから、居候は気を使うと皆が口を揃えて言っていました。

05.ルームシェア(ピソ)の長所や短所

グラナダの街や村 その3。
グラナダの街や村 その3。

05.ルームシェア(ピソ)の長所や短所

8年前にグラナダに遊びに来た時、そこに住む友達に紹介してもらったスペイン人(後に彼氏)とルームシェアをしていました。
長所:
・スペイン人と住むといろいろ助けてもらえます。いろいろな場所に車でいけます。喧嘩をしたときに言いたいことを言いたいとか、負けたくないとかいう思いで、語彙力があがります。
・暇しません。
・彼らの文化や人懐っこさを肌で感じられます。

短所:
・高いです。コロナ後からピソの家賃が倍近くまであがりました。でも、それでも学校の寮やホームステイよりは半分以下で済みます。
・文化の違いがたくさんありました。たとえば、床が土足文化で育った人たちと住むということは、床にパンくずを捨てられるということです。そんな小さなことでも許せないことがあるたびに私が彼を叱り、日本の(私の)ルールに合わせさせていました。

06.1ヶ月あたりの平均生活費

彼の家族とたくさん遊びました その1。
彼の家族とたくさん遊びました その1。

06.1ヶ月あたりの平均生活費

・Zaidin(グラナダのサッカースタジアム隣くらい)のリフォームされたてのピソに住んでいました。ピソ(2LDK,月650ユーロ)と駐車場(月50ユーロ)でした。光熱水費は2人で月に80ユーロもいかなかったんじゃないかなと思います。食費も…どれだけかかるかはその人次第です。
・彼と2人でバルに行っても10〜15ユーロくらいでお腹いっぱいになります。バル選びは重要です。
・果物やお野菜が安いです。トマト1キロ1.8ユーロとか。
・私は月350ユーロを彼に渡し、家賃食費すべてを彼が払っていました。

07.治安と交通手段

彼の家族とたくさん遊びました その2。食卓の様子。
彼の家族とたくさん遊びました その2。食卓の様子。

07.治安と交通手段

・治安はとても良いです。スリにも合わないし、夜もひとりで街を歩けます。でも、何度か知らない人にお酒を奢ってもらってしまったときは、何もなかったにもかかわらず、後で彼に叱られました。
・村がとても美しいです。車を使える機会があればぜひ行ってみてください。
・私は片道1時間ほどかけて毎日歩いていました。本当は家の前からバスで20〜30分で、しかも彼の交通機関カードを使って無料で行けた(カードを購入しておけば払ってたとしても1回20〜40セント。チャージ金額によって異なる。)のですが、スペイン料理が美味しすぎたので、歩かなきゃな…と思って歩いた次第です。音楽きいたり、ラインで日本へ電話したり、ポケモンGOしたりしながら帰っていました。
・雨が月1ですらも降らないときがあるので、毎日歩けました。もはや天気予報をみませんでした。明日の天気もどうせ晴れなので。
・スペインの道には糞が多く、犬のうんこ、馬のうんこ、羊や山羊のうんこ、人間(ホームレスかな。)のうんこまで落ちていることがあります。全種コンプリートで踏んだ私からは、景色ばかりでなく下も見て歩くことをおすすめさせてください。ちなみに、草食動物系はあまり臭くないです。1番いろんなものを食べてる人間のものが最も臭いです。

08.当社でお申込頂いた理由とサポートでよかった点

彼の家族とたくさん遊びました その3。
彼の家族とたくさん遊びました その3。

08.当社でお申込頂いた理由とサポートでよかった点

・私がいろいろ細かい注文(特に学校側との連絡やお金のことに関して)をつけてもすぐにメールでお返事を返してくれました。説明もわかりやすくて細やかでした。
・このサイトに書いてある学校以外も留学手続き代行してくださるとおっしゃっていました。

09.当社のサポートで足りなかった点

バルと無料タパス。
バルと無料タパス。

09.当社のサポートで足りなかった点

ありません。

10.今後留学する人にお伝えしたいこと

住んでいたグラナダの街。
住んでいたグラナダの街。

10.今後留学する人にお伝えしたいこと

・だいぶ書かせてもらったにも関わらず、まだまだありすぎてまとまりませんが…。この街は留学にうってつけです。物価もスペインでは安い方で、治安も良くて、中心地街は歩きで全部行けて、バルの無料タパス文化(飲み物1杯頼む毎にタパス1つ無料)があって、人懐っこい人たちがいて、毎日のように雲ひとつない、本当に真っ青な、青い空が広がって…スペインらしさを一番味わえると思います。私はこのスペインにきて、「空が青い」ことの本当の意味を知りました。
・この街は喋り方の訛りが強いと言われますが、私は気になりません。むしろ、クラスのアメリカ人たちのなまりの方が強すぎて、なに言ってるかわかりません(それでも慣れれば分かるようになります)。
・留学を迷っているなら、絶対にやったほうがいいです。「やらない後悔よりもやった後悔」「死ぬこと以外はかすり傷」って、本当だと思います。なんにせよ得るものが大きすぎるので。願っても叶わないものなんて探すほうが大変です。

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