アメリカ高校留学
アメリカというと治安に不安を抱く人もいるかもしれませんが、ご紹介する高校は地域の環境も考慮されているため、安心して留学生活を送ることができます。
アメリカの教育制度は日本人にとってなじみやすく、高校留学の渡航先として人気の高い国です。
卒業目的の高校留学は一般的に私立高校ですが、条件次第で公立高校の卒業留学も可能です。
アメリカ高校交換留学
Exchange study
アメリカ高校交換留学は、アメリカでの生活を通じて文化交流や日本文化の紹介を目的とした国際教育交流留学です。ホームステイをしながら公立高校に通い、現地のアメリカ人高校生と同じように生活します。
アメリカ高校交換留学では、アメリカでの生活の中で、異なる文化やアメリカの生活習慣から学ぶ「国際理解力」、現地高校の授業に参加することによって習得できる「クリティカルシンキング」、普段の生活から身に付く英語でのコミュニケーション力と、これからのグローバル社会で必要とされる能力を身に付けることができます。
アメリカ高校交換留学は、アメリカ国務省認定のプログラムで、アメリカの公立高校で単位取得や卒業目的の留学ではなく、1年間(1学年)限定のプログラムです。
留学期間は1学年の約10ヶ月間(8/9月-5/6月)、または前期(12/1月-5月/6月)、後期(8/9月-12月/1月)の約5ヶ月間となります。
ポイント
1
一般の高校留学よりも
費用が安い(公費留学)2
ボランティア
ホームステイでの生活3
ある程度の英語力が
必要4
現地高校の成績証発行
(日本の高校へ単位移行可)5
地域の指定は原則不可
アメリカ高校交換留学詳細
アメリカ公立高校での留学
アメリカの公立高校には、その地域に暮らしている高校生が通っており、日本の公立中学校と同じようなシステムです。私立高校よりも学生数が多い学校が多く、そのためカリキュラムや選択科目が多岐にわたり部活動も盛んに行われています。留学生が少ないため、現地アメリカ人高校生との生活に比較的容易に慣れることができ、現地高校生と同じように過ごすことができます。
原則として地域や高校の指定はできませんが、カリフォルニア州やマサチューセッツ州など大きなカテゴリーで地域を指定してすることは可能です。
ボランティアホームステイ
滞在先のホームステイは、ボランティアで学生を受け入れています。受入団体が各ホストファミリーを訪問して、面接やオリエンテーションを行い、留学生がそのホストファミリー宅で問題なく生活できるかの適正をしっかりと見極め厳選しています。
ホストファミリーの家庭環境や趣味、職業、人種、宗教、価値観は多様で、生活に支障をきたさない限り、原則的に選ぶことはできません。
ホームステイ先では留学生を家族の一員として温かく迎えてくれます。そのため、留学生もお客様ではなく、家族の一員になることを心掛けて生活をすることが必要です。
家族の一員として、家事や掃除はもちろん、買い物などのお手伝いも積極的に行いましょう。
留学中のサポート
学校とホストファミリーが決定されると、地域の地域委員が選任されます。 そして、地域委員が学校やホストファミリー、受入団体と連携をしながらアメリカでの高校生活に適応できるように留学生にアドバイスを行い、留学中のトラブルについてもサポートします。 留学生は学校やホームステイ先でのトラブル、悩みなどが生活に支障が生じたら、いつでも地域委員に気軽に相談してください。 また、留学生には24時間対応の緊急連絡先が提供されます。 サポートをする地域委員が留学する地域にいるため、安心して留学生活を送ることができます。
参加資格
年齢 | 15-18歳(参加時に日本の高校に在籍している方) |
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英語力 | 英語学習歴が3年以上、英語力(ELTiSスコア212-220以上)があること |
成績 | 過去2年間の成績が5段階評価で平均3.5程度(3.0以上から考慮) |
その他 |
|
費用の目安
費用 | US$15,000-17,000 |
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費用に含まれるもの
入学手続、授業料、ホームステイ(朝夕食付)、空港送迎、出発前オリエンテーション、現地滞在中のサポート、SEVIS管理費、医療保険
費用に含まれないもの
航空券、ビザ申請費、海外留学保険(任意)、平日昼食代、通学費、小遣いなど個人的支出
アメリカ公立高校留学
Public high schools
アメリカの公立高校での留学は、今までは原則として最長1年間の交換留学で、1年を超える留学や卒業目的の留学は認められていませんでした。しかしながら、アメリカ最大の非営利教育法人との提携により、交換留学ではない公立高校での留学を可能にしました。
交換留学とは異なり、各学生の希望や目的、英語力などに応じて学区へ願書を提出するため、留学先が分からない不安が払拭されます。
また、学区や高校によっては、英語力があまりなくても対応をしているため、ELTiSの点数が低い学生でも受入の可能性があります。
そして、交換留学との組み合わせにより、1年を超える留学や卒業目的のアメリカ公立高校留学が可能となります。
ポイント
1
ロサンゼルス等、人気都市の選択が可能2
科目内容や部活動に応じた学校選び3
英語力に柔軟に対応してくれる学区もある4
公式成績証の発行により、大学進学へ現地学生と同一条件5
交換留学との組み合わせで1年以上や卒業留学が可能6
学生の目的達成のためにスタッフが定期的にサポート
アメリカ公立高校留学詳細
アメリカ公立高校での就学
アメリカの公立高校には、その地域に暮らしている高校生が通っており、日本の公立中学校と同じようなシステムです。公立高校は学生数が1000人以上の学校も少なくなく、私立高校よりも規模が大きいため、カリキュラムや選択科目が多岐にわたり部活動も盛んに行われています。
クラスは英語力や目的などに応じて科目を選択して時間割を決定します。そして、ディスカッションやプレゼンテーションも多く取り入れられているため、チームワークやリーダーシップ、発言力などが身に付きます。
そして留学生が少ないため、現地アメリカ人高校生とともに生活することにより、アメリカ文化を存分に経験することができます。
英語力の低い学生のために、ESLクラス(留学生用の英語コース)を開講している高校もあります。
ホームステイ
公立高校留学の滞在は一般的にホームステイです(一部ボーディングもあり)。
留学生の受け入れに慣れているホストファミリーが多く、スムーズに現地での生活を始めることができるため、学業にもしっかりと専念することが可能です。
滞在先のホストファミリーは、受入団体がファミリーを訪問して、面接やオリエンテーションを通じて、そのファミリーが学生を受け入れるのに適しているかどうかを厳選して手配します。
また、各ホストファミリーの家庭環境や趣味、職業、人種、宗教、価値観は多様です。ホームステイでは、家庭環境等の要望を確認し、できる限り希望通りになるように手配します。
参加資格
年齢 | 14-18歳 |
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英語力 | 高い方が望ましいが、初級レベルでも参加可能 |
成績 | 日本の学校の成績不問(高い方が選択肢が多い) |
その他 |
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費用の目安
1年留学の場合 | 約US$20,000-50,000(学区により異なる) |
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費用に含まれるもの
入学手続、授業料、ホームステイ(朝夕食付)、出発前オリエンテーション、現地滞在中のサポート
費用に含まれないもの
航空券、SEVIS管理費、ビザ申請費、現地の医療保険、海外留学生保険(任意)、平日昼食代、通学費、小遣いなど個人的支出
学区一例
アメリカ最大の高校留学支援団体"Student Management Group(SMG)"では、ハワイとアラスカを覗くアメリカ全土の46公立学区と提携し、アメリカ公立高校留学のサポートを行なっています。学区の一例をご紹介します。
ロサンゼルス統一学区 ロサンゼルス統一学区は、全米第2位の規模を誇る公立学区で、学区内には約45,000人の教師と約70,000人の学生が籍を置いています。大規模な学区で学生数が多く、多様なプログラムを提供しているため、目的に適った留学が可能です。 ロサンゼルス統一学区では、学生に地域とのに関係を持たせて、"The All District High School Honor Band"や他のアートプログラムにもあるように、地域に密着した活動を行っています。 |
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シアトル公立学区 シアトル公立学区は、学区内88校に約45000人の学生が学ぶワシントン州最大のK12(高校以下の教育機関)システムを有する学区です。 シアトル公立学区では全学生に対し、地域の住民、ボランティア、ファミリーの強いサポートの下において、質の高い教育と厳格な学習機会を提供しています。 学生の未来のために大学進学やキャリアアップへつながるよう、そして個々の学生の潜在能力を最大限に引き出せるよう、日々すべてのクラスで高水準の教育を実施しています。 |
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アメリカ私立高校留学
Private high schools
アメリカの私立高校は、AP(Advanced Placement)コースやIB(国際バカロレア)コースなどを開講し、学習面、進学重視の学校が数多くあります。また、個性を尊重しリーダーシップ能力の向上を重視した教育を実施し、学力だけではなく人間力も養います。
公立高校よりも学費が高く、一定収入以上の家庭の学生、そして高い意識を持った学生が多く集まるため、教育水準の高い環境で勉学に励むことができます。
私立高校では質の高い教育、英語力の上達、そしてアメリカ文化体験が一体となり、北米のレベルの高い大学進学に向けた絶好の機会となります。
ボーディングスクール(全寮制)、デイスクール(ホームステイ)、共学、男子校、女子校、スポーツが盛ん、進学校、カトリックやクリスチャンなどの宗教的な教育など、各校にそれぞれの特色があり、希望する高校生活や進路に応じて高校を決めることができます。
ポイント
1
卒業留学が可能2
教育水準、進学率が高く難関大学への進学も可能3
公立校よりも学習サポートがしっかりしている4
地域や部活動、生活に応じて学校を選べる5
英語初級レベルの学生にも対応6
スムーズな単位移行のサポート
アメリカ私立高校留学詳細
ボーディングスクール(全寮制)
ボーディングスクールでは、学校に併設された学生寮に滞在をしながら高校生活を送ります。
寮生活のため、規律や生活態度はしっかりと管理され、規則正しい生活の中で自己管理と自己責任を身に付けることができます。
ボーディングスクールの特長は、学力の向上だけではなく、各学生の個性を伸ばし、リーダーシップや自立心、協調性を養い、将来の可能性を広げることです。
日常の授業の他にも、放課後や週末のスポーツ、芸術、音楽、奉仕活動なども盛んで、学生は興味あるものを選択し、選択した課外活動を通じて新たなの可能性を発見することができます。
ボーディングスクールは学生サポートも評価されており、各学生が勉学、文化両面においてきちんと生活できるように、放課後の補習等、きめ細かいケアを提供しています。
デイスクール(ホームステイ)
世界中の学生が在籍するボーディングスクールとは異なり、通学しているアメリカ人学生は、その地域の自宅から通う高い学習目標を持った高校生です。
その多くの私立高校では、留学生も受け入れており、留学生はその地域にホームステイしながら通学します。
ボーディングスクール同様、学習環境や個性を伸ばす教育はしっかりしており、大学進学率も高くなっています。
参加資格
年齢 | 14-19歳 |
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英語力 | 高い方が望ましいが、初級レベルでも参加可能 |
成績 | 5段階評価で平均3.0以上(成績の低い学生を受け入れている高校もあり) |
その他 |
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費用の目安
1年留学の場合 | 約US$30,000-75,000(学校により異なる) |
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費用に含まれるもの
入学手続、授業料、学生寮またはホームステイ、出発前オリエンテーション、SMGの現地サポート(SMGプログラムのみ)
費用に含まれないもの
航空券、SEVIS管理費、ビザ申請費用、現地の医療保険、海外留学生保険(任意)、小遣いや通学費などの個人的支出
学校一例
アメリカ私立高校留学では、寮生活やホームステイ、進学校等、全米90校以上の私立高校と提携しているため、各学生に適した学校の紹介が可能です。学校の一例をご紹介します。
マサチューセッツ州 私立高校 Pope John XXIII High School Pope John XXIII高校は、マサチューセッツ州、ボストン近郊のエバレットにある、共学のボーディングスクールです。
当校では、各学生が個々の可能性を最大限に発揮できるよう多様性を尊重しています。そして、各学生が成功の体験を得られるように学校活動に積極的に取り組んでいます。 |
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オレゴン州 私立高校 Portland Christian School ポートランド・クリスチャン高校(PCS)は、1947年に設立されたオレゴン州ポートランドにある共学のデイスクールです。
PCSでは、あらゆる分野で活躍できるように学生を教育し、各学生が内面からも生活が変わって向上するようにしています。 |
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